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zoom RSS サンモールの短編集2017

<<   作成日時 : 2017/06/01 23:59   >>

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サンモールスタジオでの観劇について、このブログで書くのは2006年3月以来、本当に久しぶりです。

今回は、春名風花さんの出演が目当てではあったのですが、過激な表現や舞台表現があるということにかんがみて、「中高生も安心して観れる」当ブログでレポートすべきか、今日の観劇までよーく考えました。
当ブログの限界内での演劇レポートになるので、よろしくお願いします。


偏執狂短編集V
Paranoia Papers

Voyantroupe 第3回本公演

2017年5月31日(水)〜6月6日(火)
ysheartが観た回 : 5月31日、6月1日ともに18時30分開演の2回



画像



先ず、初日(5月31日)【AOGURO】の短編3本、

1本目は、アウシュヴィッツ強制収容所の女性看守と、人体実験の研究者を描いた『メンゲレとグレーゼで』。
冒頭から、はるかぜちゃん登場ですが、クールな雰囲気からすぐには風花ちゃんとは気がつかなかった、仕事帰りの私でした。
裸の女性被験者、縫合された双子の少女、冷酷なグレーゼとヒムラーに翻弄されるメンゲレ。アウシュヴィッツの異常な世界の表現は秀逸で、息をのむ展開とエンターテイメント性の優れた舞台描写に引き込まれました。

そんな中で、風花ちゃんも展開をつなぐ役どころをしっかり演じていました。


2本目『ウェストご夫妻の偏り尽くした愛情』は、アメリカの青春ドラマ風の設定の中で、殺人を犯す夫妻に、ああ、こういう不毛なコンプレックスに満ちたやりとりが終わらないやつ、近所にいたかもな、と思ったり(笑)。なお、ここでは、私が21世紀日本の最も怖い劇団と思っていた、虚飾集団廻天百眼の二人が、本当に普通に見えまして(笑)、つまりそのくらいこの芝居全体に強烈な雰囲気が宿っていた感じがしたのです。


休憩10分後の3本目は、『ジャンヌ・ダルク異端審問裁判』。
ジャンヌ・ダルクという若い女性のシンボルそれにしたがう男たちという構図が、なんだか現代のアイドルグループ応援のようにふと思って、最後のジャンヌの絶叫調の長いセリフが、いまの女性優位の現実をすでに表しているような、そんな気持ちにさせる印象深いかたちで幕を閉じました。

もうすでに、女性の男性への復讐は社会のあらゆる場面で行われている、そういう気がするんです…


さて、今日2日目の2公演目は、【SOHO】の短編3本、


1本目は、ジャンヌの幻想を求めるあまり、数百人もの少年を殺戮した男の話、『ジルドレと黒魔術』。
風花ちゃん演じる少女は、はるかぜちゃんの魅力が全開、昨日のエレン以上にセリフも動きも多く、重要な位置で存在感あふれる演技でした。
死してジャンヌと同化しようとしたその時ジルドレにつれなく裏切られるところがコミカルで楽しかったです。


2本目『快楽刑』は、弱小マフィア内部の、だめなボスの葛藤を描く、ちょっと笑えて切ない短編。


そして、やはり休憩10分をはさんでの3本目『バートリ・エルジェーべト リバイバル』は、若い女性の血を求める狂気の伯爵夫人の最後の訴える迫力あるセリフが、締めくくりに相応しい美しさと、猟奇的なエピソードの単なる再現ではない、演劇としてのたたずまいを示してくれました。



2日間通して観た感じでは、
今日のほうが、いろいろな点で、見やすかったです。
演劇の感じとしても今日の3本のほうが自分にはすとんと落ちる。
内容もあると思うんです、やはり、アウシュヴィッツは、歴史上の事実としても残酷すぎて。
反対に今日の3本中、2本は、中世の(あまり人間感覚が近いとは言えない時代の)話だし、途中の話は、実在の人物ではなく、刑の方法という点に着眼があるわけなので。少し息をする部分があるというか。

そして、やはり、国家や家族の環境って、人の形成を大きく左右するのだなと、しみじみ。


なお、昨日と今日の両日は、アフターイベントとして、朝まで生テレビの雰囲気を模して、メインキャストの方が、余興的な笑いで、”観劇後の余韻を見事に破壊”してくれました(笑)


最後に、帰る時、みんな一通り終えた安ど感からか元気がよく、出演者の皆様、昨日よりも、さわやかな表情をしていらっしゃいました。はるかぜちゃんもその中にいて、あいさつしてくれました。
はるかぜちゃんがいたことは、夜遅いのでもう帰ったとばかり思っていたので意外でした(笑)、このことが今回のレビュー記事アップを、ysheartに決意させたのです(笑)


画像



今回、2本に出演された風花ちゃんですが、良い加減で出演なさっていたのがうれしかったです。
全作品の雰囲気の中に、上手に溶け込んでいる感じがしました。
よかったー … …(笑)


★★★★★
ご出演(チラシから)
川添美和、渡辺一人、丸山翔、平良和義、山下諒、里仲景、窪田裕仁郎、田口真太朗/
紅日毬子、井口ジョージ、大森さつき、折原啓太、加々見千懐、酒井菜々夏、重野祐輝、沈ゆうこ、鈴木大二郎、常川博行、永渕沙弥、根来武志、早坂カラス、春名風花、邑上笙太朗、山本恵太郎

脚本・演出: 宇野正玖
★★★★★

今回の演劇の素晴らしいのは、
異常者の猟奇的な事件や事実というものを前にして、大抵私たちは、それ以上先に進めないで立ちどまってしまうところを、猟奇性を越えて、異常でない私たちが持つ感受性で悲しいところも可笑しいところもとらえることに成功している、
そういうところだと思います。

それを、おっぱいの二つや四つや六つで、レポを自粛するのはあまりに惜しい(すみません、こうやって時々暴走するから、このブログはいつまでも誤解と理解の間を安定しないのでしょう…笑)


ともあれ、
今日は遅いので、このあと思い出したことを随時、追記していきます。
他のキャストの皆さんのことも、気がついたことなど記していきますけど、ともかく、アンケートにも書きましたように、今後どこかでまた、今回ご出演のみなさんの演劇を拝見する機会があるのを楽しみにしております。

以上、私でした( ̄▽ ̄)/また近いうちに!



【2017年6月3日追記】
スタッフ、キャストのみなさん、熱中症で倒れることのありませんように、頑張ってください。


【2017年6月6日追記】
スタッフ、キャストのみなさん、お疲れ様でした!
はるかぜちゃん、お疲れ様でした。良い疲れを実感されていることでしょう。また楽しく貴重な日々でしたね。

怖い観劇として尾を引くはずだったのに、1日に観終わってから、明るく元気なパワーを得ていました。
本当に久しぶりに良い観劇だったと思っています。
ありがとうございました。またどこかの劇場で拝見できるのを楽しみにしております。

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