おにいちゃんのハナビ

谷村美月さん出演の作品が今日から、新潟県のいくつかの映画館で先行上映スタートです。新潟県の〈燕三条〉まで行ってきました。もちろん、前日(9月10日)には、〈片貝まつり〉(小千谷市片貝町)を観てきたので、それも合わせてのレポートです。

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【片貝の花火=10年9月10日撮影】


☆★☆★☆ 「おにいちゃんのハナビ

【監督】国本雅広【脚本】西田征史【主題歌】藤井フミヤ「今、君に言っておこう」
【キャスト】高良健吾、谷村美月、小出早織、岡本玲、尾上寛之、朝加真由美、佐藤隆太、佐々木蔵之介、塩見三省、宮崎美子、大杉漣、ほか。

【撮影協力】
片貝煙火協会、浅原神社、片貝煙火工業、ベイシア小千谷店、コメリ、新潟県立十日町総合高等学校、小千谷市立片貝小学校、燕三条フィルムコミッション、
小千谷市のみなさん
新潟県のみなさん
片貝町伝統芸能保存会のみなさん
五部若/い組若/に組若/ま組若/三組若/て組若/永遠会/双葉会/成友会/輝龍会/希風会/翔心会/飛翔会/五十一会/華成会

…etc 詳しくは、映画のエンドロールで!

※詳細なストーリーは、先行上映なので省略。
ただし、実話がもとになったことについて、監督は、このモデルの家庭は「もともと地元の方たち」で「おにいちゃんも引きこもりではない」。「おにいちゃんは祭りで浮かれているうちに妹が亡くなってしまったという後悔も大きかったらしく、来年は成人の花火ではなく、妹のための花火を自分ひとりで奉納したいと思い、成人会を抜けて、働いて、お金を貯めた」と、パンフレットで語られています。

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ysheartが観た会場:ワーナーマイカルシネマズ県央(新潟県燕三条)

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【9時50分回上映後(12時01分ごろ)、映画の舞台挨拶】
登壇者:(入場順に、客席から見て左から)国本雅広監督宮崎美子高良健吾谷村美月大杉漣
司会進行は、FM新潟の方(マイクの音が途切れて聞き取れず)

国本雅広監督「本日は、見ていただきましてありがとうございます。(拍手)拍手をいただけて最高の気分です。ちゃんと想いが伝わったのだなと思います」
高良健吾「ありがとうございます。次の件(作品で坊主になっていて黒い帽子をかぶっている)で、全然おにいちゃんじゃないんですけど(笑)。結構今まで過激な役が多かったのですけど、こんなに共感できて―僕も家庭が転勤族だったんですよ―良い環境で、現場に行くほうが(状況が)わかる、と思える貴重な体験をしました」

谷村美月「今日はお集まりいただいてありがとうございます。(今回は)上映後の挨拶が初めなので、お客さんのリアクションをダイレクトに実際に見れてスゴクうれしいです。ホントに私自身もちょうど昨年の今ごろに撮影して、久しぶりに新潟へ来て思い出すことはたくさんありまして、初心に戻れた気持ちです。先行上映ということで、いろんな人に観ていただけたらと思います」
※「初回に上映後あいさつをするということが、初めて」という意味でそういう表現だったと思います(10年9月13日)

宮崎美子「新潟のみなさんと一緒に作って、ここから全国のみなさんに観ていただけることをうれしく思いますし、花火だけじゃなくいろいろな良さが伝わればと思います」

大杉漣「朝早くから映画館に足を運んでいただいてありがとうございます!新潟のみなさんの力がなければここまで来ることはできませんでした。撮影は昨年から、(自分は)雪の中のシーンから撮ったんですが、(この作品について)大仰なものはないですけど、やっとここにたどり着いたと思います。心から感謝します。よろしければまわりの人に宣伝していただければと思います」

国本監督「昨年9月に新潟で撮影に入り、素晴らしい田園風景、今年1月に雪の冬のシーンを撮りました。真っ白な銀世界、心に残ってこんな素敵な町で撮影できたことがうれしく思います」

高良「僕は現場にいる時も目の前の役者さんに伝わればいいと思っているんですよ。例えば、目の前の美月ちゃんに伝わればと。ここ良いでしょ泣けるでしょとお客さんに伝えようとすると崩れちゃうので意識せずに。今日はとても伝わってほしいと思っていますけど」

―撮影中はどんな気持ちで。

谷村ンー、気持ち…そうですねえ、私もあまり、何でしょう、撮影してる時にその状況のことしか意識にないので、お客さんにこういう風に伝わればいいなと思ってお芝居してはいないんですが、とても、白血病の女の子の役ということでしたが、台本を読んだ時から、つねに明るくありたいなと感じを出すようにしていました。華(ハナ)から学んだことは多くて、笑顔って大切だとは思っているけれど、自分が明るくなれるとまわりも明るくなれるし、(あらためて感じることが多かった)。撮影現場でも楽しく、自分でも結末を自分の中で消化せずに楽しく撮影していました

宮崎「私も、あの華の笑顔と強さに、母が支えられていたと思います。4人揃って御飯が食べたいという願いも叶わず、終わってからもそこら辺が寂しかったですね。そういうちっちゃなコトがどれだけ幸せかということに思い知らされました」

大杉「(子どもたちとの演技は)一生懸命演りました(笑)ウチの子どもたちも高良さんや谷村さんと同じで、順に男女といるんですが、私の場合はよく子どもに怒られます(笑)太郎が出てきてくれて良かったな、と。病院で華が死んだ時に、なんか、フィクションのお話なんですけど、ロケで撮影しているとそういう変な気持ちになって、これがとても何か、しっかりしてる子どもたち2人で、いい感じだったなと。話、伝わってますかねえ?(笑)」
大杉僕、(運転)免許なかったんです(笑)監督さんたちがギリギリ待ってくださって、父親は大杉さんで行く!と言ってくださりスゴイプレッシャーになって。府中の試験場で取ったのが、昨年の8月27日、免許発行。(撮影開始の)4日前でした

―最後に一言ずつ、メッセージを。

国本監督「えー、本当に本日はありがとうございます。今日スタートしたばかりで、これからいろんな人に観ていただければな、と。何か感じたことがあれば、友だち、ご家族、仕事仲間に広めていただければと思います」

高良「今日は本当にありがとうございました。新潟に住んでる人たちに助けてもらいまして。昨日も片貝の花火を見たんですが、東京で一人暮らしなんですが、最近モヤモヤしてて気持ち悪くて、昨日花火を見てそれが全然無くなって。僕はこの映画で、泣かせよう、泣かせよう、と思ってはいません(笑)(みなさんが)これから映画を育ててください」

谷村「はい、えとー、このー映画を機に、新潟の花火がいろんな人に伝わればいいなと(ここでさっきから後部客席の小さなお子さんがむずかっていることに微笑む)感じています。みなさんもこの映画を観て感じたこと沢山あったと思うんですけど、(私もこの撮影で感じたことを大切にしたいという)単純で素直な気持ちですが、当たり前のことが、今まで忘れていたことが(その時は)なかなかわからないけど、(その当たり前のことの中で)いるということを幸せに感じています。うまく言えないですけど。(映画で何か思うところがあれば)うれしいです」

宮崎「本当に素直でしっかりした子どもたちです。これからもいろんなことがあると思うの(笑)モヤモヤすることも、あると思うし(笑)2人の成長を温かく見守っていってください」

大杉「いや、2人に限らず、僕たちにもこれからいろいろあると思います、きっと(笑)。新潟はアルビレックスの対戦チームを応援に来ていたりしまして(笑)長岡の映画祭もちょこちょこ来て映画の場所として感じています。ここを発信地として映画が広がっていけばと思います」

12時20分ごろ終了。

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この映画は、今年6月には、上海国際映画祭のオープニング作品(6月13日)として上映され、私は、その後、上海へ所用で行った折に、新しい地下鉄の陸家嘴駅を降りて、会場となった正大広場に寄ってきました。

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【正大広場。内部に、上海の正大星美国際影城がある】

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【中国語で、「おにいちゃんのハナビ」】

昨年から、美月さんの丸刈りのこともあったし、ようやく、新潟での上映まで来た、待っていたという気持ちでした。

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【週刊文春09年12月17日号から。坊主頭の写真も】

そして、今日、観た感想は…


想像した以上に良い映画です。いや、2010年、かなり高い評価を受けるかも知れません。

久しぶりに涙が出て、顔が、信濃川みたいになってしまった…。
今回ほど何度も泣けたのはめずらしい体験です。

舞台挨拶での高良さんが、そしてパンフレットでもライターが、僕が感じたことに近いところで言及されてましたが―誰より、谷村さんの芝居が“泣けるでしょ、悲しいでしょ”と、涙を頂戴するような芝居になっていない。谷村さんは、他の作品でも、元気で自然な表現を見せてくれる人ですが、今回もそれが実を結んでいるように思えます。

谷村さん演じる華は、病気がちな子の表現によくある弱弱しさがない。元気ある台詞が、よくいる家族の妹のような鬱陶しさをともなって表れている。
でも、それがかえって、真実のストーリーとして心に響くのだという気がします。

パンフレットで美月さんは、携帯をプレゼントされるシーンが最も好きであると。「すごく嬉しいくせに照れる」。家族関係にある雰囲気が表れていて、僕も好きなシーンです。
また、僕自身は、最初のほうで、引きこもっている太郎の部屋に、華が隣室から本棚を蹴倒して突入するシーンを先ず好きです(笑)。美月さんの演じる、この嬉々とした感じ(笑)を気に入ってます。
あとは、監督も挙げていますが、兄妹が自転車で坂道を下るシーン。
※このほか、小さな雪だるまの映像のシーンが好きです(10年9月12日追記)。

「照れる」と言えば、高良さん演じる太郎の、病院に見舞いに来た時の、こう、ちょっとね、手をかざして入ってくる感じが、家族らしくて(笑)イイですね。
美月さんの演技については、「(火事を偽装するシーンで)美月ちゃんにはそれに対しての恥ずかしさも見えないし、だましたことへの罪悪感も見えないし、ほんとに兄への思い一つだけしか見えない。それはすごいことですよね」(パンフレットから)。

さらに、「年下だけど、僕の中で美月ちゃんはすごくちゃんとしている人で、僕は尊敬しています。こんないい子が、悪いやつにつかまらないといいな、みたいな(笑)」と高良氏。でも大丈夫な気がします(笑)相手が悪いやつかどうか早めに察する人のように思える(^^;)

最後に、今日の舞台挨拶についてあと少し。
登壇されるさい、僕は監督の次に来た濃青系の衣装の人が美月さんかと一瞬間違えてしまったが、ベージュ系の短い衣装で、脚のかわいらしい人が後ろに来て、そちらであるとわかったのでした。

宮崎さんは、お人柄もきれいに年を重ねていらっしゃる感じで、尊敬しますねー。「今の君はピカピカに光って~♪」の歌にあわせて、木陰で脱衣して水着姿を見せた方でしたが(笑)

大杉さんの自動車免許の件は、以前、いいとものテレフォンだったかで聞いたことがありますが、この映画に関連していたのですね(^^)


まだ、いろいろ語りたいですがここまで。谷村さんの映画は、25日には、『十三人の刺客』と『おにいちゃんのハナビ』全国公開、そして、来月の東京国際映画祭では、コンペティション部門に『海炭市叙景』が予定されています。これらも楽しみです。※10年9月13日加筆

また、谷村さんの握手会が、今月23日、東京・書泉ブックマートにて。写真集発売記念。明日から整理券発売です。
※(10年9月13日追記)13日(月)午前10時現在、整理番号が101番以降も続いているようです(書泉サイトから)。女性の方々も是非。

※(10年9月12日追記)谷村美月さんの公式サイト → ここです。

映画『おにいちゃんのハナビ』公式サイト → ここです!



さて、9月9日・10日は、この映画のテーマである、〈片貝まつり〉が開催されましたが、ysheartは、10日の夕方から観てきました。

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夕方の浅原神社。桟敷席のあるメイン会場。

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通りは、祭りの賑わい。

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そして、映画でも出てきた、世界一の四尺玉!

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あたりがすっかり暗くなると、始まるまで、近くの小学校で待ちました。ここは、無料で観覧できます。
女性の名物アナウンスが聞こえ、次々と打ち上げられ…

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そして、これが、華、開く!
アナウンスでは、「○番、何処何処、家内安全を祈願、」「浅原の森にとどろく友情の大輪」などと聞こえました。

どんな花火かというと、さあ、冒頭の写真を見ましょう。そこから、もう一度、ここまで読んでいってね(笑)

帰りの電車などが少ないので、22時の四尺玉は、バス窓から一瞬だけ見る結果に。少し悔しいです。
昨日、三尺玉を見た、21時20分に、この記事をアップします(笑)それでは!


【お礼】
谷村美月さんの、ここです。〈放送室〉で、8月に私の質問も採用していただき、美月さん、スタッフの方に感謝します!(^^)


☆★☆★☆【10年9月18日追記】
首都圏での25日公開初日、舞台挨拶チケット、午前11時時点で上映3館とも発売中(ぴあHP)。

☆★☆★☆【10年11月21日追記】
11月27日から12月5日まで、福岡県久留米市にて開催される、「第1回にほん全国ご当地映画祭」で、『おにいちゃんのハナビ』上映が決まりました! → 「第1回にほん全国ご当地映画祭」公式サイト
跳べ!

この記事へのコメント

2010年09月18日 23:13
はじめまして
おにいちゃんのハナビの記事を楽しく拝読いたしました
上映がとても楽しみです
トラックバックさせていただきました
ありがとうございます
2010年09月19日 01:34
yukoさん、はじめまして。
コメント、ありがとうございます!

楽しく読んでいただけてうれしく思います。
トラックバックを確認いたしました。

もうすぐ全国公開ですね!

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