アジアショート選手権

アイススケートのシーズンは、終盤戦を迎えています。ショートトラックは、アジア6地域からの代表が集まった、国際競技会が、首都圏で開催されました。

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アジアショートトラックスピードスケート選手権・相模原大会(シニア、ジュニア and ノービス)〉

2010 Asian Short Track Speed Skating Trophy/Sagamihara City March 13-14,2010

会場:銀河アリーナ(神奈川県相模原市弥栄)/2010年3月13日(土)~14日(日)

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ysheartは、13日の午前中と、14日全日程を観戦できました。首都圏で国際試合を観られるのは、とっても贅沢なことで胸躍ります。
しかも、今回は、特に力を込めて応援してきている何人かの選手が、JAPANのユニフォームを着て戦うだけになおさら、感慨深いものがあります。

銀河アリーナでのレポートは、これで2回目です。今年4月に、相模原市は政令指定都市へ移行するということで、今大会のアタマに、〈相模原市政令指定都市移行記念〉と銘打ってあります。
※政令指定都市は、いくつかの行政区に分けられている都市です。ただし、東京都の区は、特別区といって、それぞれの区が独立してその区の行政を担っています

出場地域は日本(ジャパン)、韓国(コリア)、中国(チャイナ)、チャイニーズタイペイ香港カザフスタン
(ただし、香港は、ジュニアとノービス合わせて男子の選手4名のみ)

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日本の参加者(代表選手)は、以下の通り。
シニア男子・・・上村大輔、古屋憲吾、田中翔太郎、坂下里士、三浦裕
シニア女子・・・坂下泰子、吉田麻里絵、清水小百合、小山友香里、新海麻衣
ジュニア男子・・・上村翔太、小黒義明、渡辺啓太、吉田貴司
ジュニア女子・・・西井和、菊池萌水、齋藤仁美、河合奏聖
ノービス男子・・・岩佐暖、齋藤慧、秋元航太、松平和也
ノービス女子・・・菊池純礼、宮田侑希、弥中美由、巻島槙

大まかなタイムテーブルは、以下の通り。
13日(土):1500m/ノービス2000mリレー/500m/シニア3000m予選(以上、朝9時半から、夕方19時まで)
14日(日):1000m/シニア3000m決勝/ジュニア2000mリレー/シニア女子3000mリレー/シニア男子5000mリレー/寺尾悟選手引退セレモニー


そういうわけで、先ずは、13日(土)午前中の観戦レポートから。

■13日■

東京都から相模大野へ。そこからバスで、淵野辺公園まで、結構時間が掛かりましたが、ノービス女子1500m開始には間に合いました。

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ノービス女子1500mは、あと5,6周回で、コリアの選手が先頭に来てそのままゴール、というパターンが多かったです。
菊池純礼選手が、1500m決勝で3位となったようです。
ノービス男子1500mは、それぞれにしぶとくてパワフルな戦いぶりを見せてくれました。

ジュニア女子1500m、期待の菊池萌水河合奏聖らが登場。河合選手は予選を突破、ウレシ!
ジュニア男子1500m、渡辺啓太選手が競り合って面白かったのですが、インピーディングにより失格。

そして、シニア女子1500m、坂下泰子ら日本が誇る4選手登場。第3組の吉田麻里絵選手が2着で予選突破。ゴールの瞬間、小さく確信のガッツ。吉田選手のこの瞬間、撮るタイミング、またもや外すheart(^^;)

この日は、シニア男子1500m予選まで観て帰りました。
しかし、リザルトによれば、500mでは、ジュニア女子で齋藤仁美選手が、ノービス女子で弥中美由選手が、ノービス男子で岩佐暖選手が、それぞれ3位。ジュニア男子の渡辺啓太選手は2位と健闘の日本勢。


■14日■

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ノービス女子1000mは、菊池純礼と弥中美由が予選を突破、決勝で弥中選手が3位。
ノービス男子1000mは、決勝で齋藤慧選手が2位、松平和也選手が4位。

ノービスの男子は、13日のほうにも書きましたが、みんな内容的にも善戦していて、これからが楽しみです。オリンピックなど世界の舞台で勝てる選手を目指していってほしいものです。

ジュニア女子1000mは、決勝で齋藤仁美が3位、西井和が4位。河合選手、萌水選手、1000mでも準決勝まで進んでくれて、観る楽しみが増えます。

整氷作業中に、アリーナ1階の食堂(美味しいランチがありました)で、昼食を待つのに少し時間があったため、急いで戻ると、ちょうど河合選手たちが準決勝を競っていました。

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ジュニア男子1000mは、小黒義明選手のラスト2,3周回での追い上げが良かった。決勝で上村翔太が3位、渡辺啓太が4位。シニア男子1000mは、予選で良い戦いをした上村大輔が決勝4位。
シニア女子1000mは、決勝進出ゼロ。小山友香里選手の転倒、失格が残念。

この後、特筆すべきことはといえば、ジュニア女子2000mリレーでの2位(西井和、齋藤仁美、菊池萌水の3人)、それから、シニア女子3000mリレーで、コリアチームの失格で、ともかく1位になってしまった日本チーム(坂下泰子、清水小百合、吉田麻里絵、小山友香里)。

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表彰式は橋本聖子・日本スケート連盟会長がプレゼンター、兼パフォーマンスコーディネーター(違)として登場。
2位の中国チームと一緒に台の上でおさまるのに、中国チームの4人が2人ずつ、日本チームのサイドに並んで記念撮影。面白いアイディアだなと感心。

シニアの選手では、吉田麻里絵選手の活躍が光った(坂下泰子選手は、全日本ショートの記憶も新しいが、相応のつよさを見せていた)。JAPANのユニフォームを着てさらに良かった。これからいよいよ日本を代表する選手として、楽しみな人です。どことなく物腰も洗練されてきました。

そして、16時ごろまでにすべての競技と表彰が終了して…

16時30分から、寺尾悟選手の〈引退セレモニー〉が行われました。
スタート時の音楽が鳴ると、トヨタ自動車のワンピ、銀色のレースキャップで寺尾選手が登場。リンク上には他の出場選手たちが見守ります。
ゴー・トゥ・ザ・スタート、レディ。。で、わざとフライングの笛の音が(笑)
そして再スタート!500mをひとりで周回・滑走。最後は、選手たちの握手。花束を橋本聖子さんから受け、抱擁と握手。お礼の言葉。

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寺尾「本日はお忙しい中、大会役員、選手の皆様方、そして観客の皆様、本当にありがとうございました。昨年末の全日本選手権におきましてユニフォームを着ることは二度とないと思ってましたが、こういう機会を与えて下さり、今までのような滑りはまったくできないと思いましたが、かすかに選手としての意地みたいなのが残っていて。10歳でスケートを始めて、17歳から代表になり、17年間代表選手としてできたことは大切な宝になっています。オリンピックでメダルが獲れなかったですけど、初めてのオリンピックも長野もソルトレークもトリノもすべて私にとっては貴重な経験になりました。日本の記録はまだ私が持っていて、危機的な状況ですので、早く世界で戦える日本チームになってほしい。お手伝いできることがあればすべてやりたいと思っています。ソチに向けて選手のみなさんは、しっかりトレーニングに励んでいただいて、お互いに頑張っていきたいと思います。今日は絶対に泣かないという決意のもとで来ました、全日本の後で十分泣いたので。今回は、このような機会をやっていただいて、いい思い出になったと思います。ありがとうございました」

そして、リンク内をまわり、セレモニーは終わりました。

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…これを観ながら会場でふと気づいたのですが。

寺尾選手のイニシャルは、S.Tなんですね。


S.T…ショートトラック…(驚!)


ショートトラックは、寺尾選手が一線を退いたわけですが、今回のバンクーバーオリンピックが、日本チームの足りない点、世界レベルとの差を明確に気づかせてくれたことは、日本のショートトラックにとって大きなチャンスだと思います。
良い資質を備えた選手がいくらでもいることが、今回のアジア選手権で見えてきました。
そのような芽を摘まないように、日本のコーチ陣、連盟関係者は、選手のフォロー、サポート態勢を考えて実践していってほしいものです。

ショートトラック競技は、スピードスケートと比較しても、まだスケート競技を知らない一般の人にとって興味を持ちやすい、ゲーム性の高い競技だと思います。関係者の皆さんには、そういった特徴を踏まえて、もっと観客として一般の人に会場へ来てもらう工夫を重ねていってほしいですね。

私ysheartも、スピード競技を会場で応援するようになって10年目に入っていますが(ショートは、8年目)、ようやくじわじわと、選手への応援についての実感がわくことが多くなってきて、嬉しいことです。

応援することで、また選手が素晴らしい結果で応えてくれることで、こちらも幸せな心になれる。
今日は、ホワイトデーだったので(笑)、相応の用意をしてから、銀河アリーナに入りました。元気をもらったお礼を応援の行動でお返しできれば。



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13日・14日、スピードスケートのほうは、ワールドカップのファイナルステージでした(全距離、オランダ・へレンベーンにて)。
13日の朝、相模原へ向かう途中の東京メトロ構内で、こんなニュースが。

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小平奈緒選手、着実に成果を示していますね。

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選手も、氷上を離れる人、続ける人、さまざまですが。
卒業のシーズン、すべての生活環境の変わり目であり、別れの季節でもありますね。

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それ以外の人も環境も、今月のブログを通して、そんな風景を見ていくことになるでしょう。

【10年3月16日追記】アジアショート選手権のもようを、ウェブリアルバムで写真公開中です!
→ アジアショートトラック2010

写っていない選手申し訳ナシ。(写真見つかれば適宜、追加) 
今回、誇るべき日本代表ということで、ノービスについても選手名を記しています。

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この記事へのコメント

スケート娘の父
2010年03月15日 16:54
ysheartさん、観戦お疲れ様でした。
また、現地では応援&フォトアルバム&プレゼントまで頂き、ありがとうございました。
おかげ様で娘も1種目だけですが、入賞することができ、なんとか日本代表の責任を果たすことができました(^^)。
まもなく、今シーズンが終了ですが、娘にとっては本当に激変の1年間となりました。
さらにステップアップできるように、努力していくと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
2010年03月15日 21:00
スケート娘の父さま、お疲れ様でした。
日ごろ娘さんの頑張りからパワーを戴いていましたので、気持ちとして差し上げることができ、何より喜んでいただけて嬉しいです。
JAPANのユニフォームを着てその責任を果たされたこと、誇りに思います(^^)。
ご進学そして全日本ショートなど、シーズンを省みても、まさに今大会は娘さんの1年の集大成のようで素晴らしかったですね。
今シーズンの現地観戦をこれで終えるかどうかは決めていませんが、どこにいても娘さんの努力を応援しています。
ス娘父さんといろいろなお話で有意義な時が過ごせて良かったです。こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。

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