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<<   作成日時 : 2017/06/24 23:56   >>

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今回は、アメリカのポピュラー音楽の歴史とつながる映画2本の感想です。

先ずは、当ブログが目に入れても痛くない(笑)女優、エル・ファニングさんの出演作から、元気よくお送りします( ̄▽ ̄)/!


20センチュリー・ウーマン(20th CENTURY WOMEN)

【監督・脚本】マイク・ミルズ
【キャスト】アネット・ベニング(ドロシア)/エル・ファニング(ジュリー)/グレタ・ガーウィグ(アビー)/ルーカス・ジェイド・ズマン(ジェイミー)/ビリー・クラダップ(ウィリアム)

公式サイト→ 映画『20センチュリー・ウーマン』

【解説・あらすじ】(シネマトゥデイから)
「『人生はビギナーズ』などのマイク・ミルズ監督が、自身の母親をテーマに撮ったヒューマンドラマ。1970年代末の南カリフォルニアを舞台に、3人の女性とのさまざまな経験を経て大人へと成長していく少年のひと夏を描く。」

「1979年のカリフォルニア州サンタバーバラ、自由奔放なシングルマザーのドロシア(アネット・ベニング)は、15歳の息子ジェイミー(ルーカス・ジェイド・ズマン)の教育に頭を悩ませていた。そこで、ルームシェアしているパンクな写真家のアビー(グレタ・ガーウィグ)と、近所に暮らすジェイミーの幼なじみジュリー(エル・ファニング)に相談する。」

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パンフレットに、「戦前の「大恐慌時代」に生まれたシングルマザーと、60年代生まれの「ジェネレーションX」の息子。」の物語だと書かれていると、アメリカの20世紀というのも激動の世紀だったのだなと思います。

そして、時代設定は1979年、私の子ども時代なので、わりと何も感じないまま過ぎ去ってしまいそうなところですが、よく考えると、この時代もいろいろな転換期だったし、歴史に残る人物やムーヴメントがあったのだと考えさせられます。

スーザン・ソンタグ、カッコーの巣の上で、…

また、パンフレットにも、この映画は「女性たちへの賛歌」だと書かれていたけど、フェニミズムとの距離を意識させる部分もあって、僕などはむしろ、この映画を観ていて、「あー、男がいないなあ」と、無力感にとらわれそうな心地がしましたよ。

しかも、この映画に存在感を持って登場する(少年を除く)唯一の成人男性ウィリアムも、なんかこう、頼りない雰囲気。初め、家の天井を直すなどDIYに没頭する感じは、朴訥さを予想したが、そうではなく、アビーとのシーンで、なかなかのやり手であることが判明(- -;
ミルズ監督によれば、こういう男は「70年代のサンタバーバラにはごろごろいた」(笑)とのことで。

70年代後半当時の悩める人間はこんな感じだというのを表していたのでしょうか。

それにしても、アビーとジェイミーがザ・レインコーツを聴いている辺りから、ああ!これも音楽映画なんだ!と分かったysheartでした。
トーキング・ヘッズとか『地球に落ちて来た男』(デヴィッド・ボウイ)とか…



【トーキング・ヘッズの「サイコ・キラー」】


当時のアメリカと言えば、パンクムーヴメントですから、その種の音楽が本作品中にどんどん出てきました。ライヴハウスの中の様子とか、アビーの壊れようが面白かったです(笑)
あるいは、そこに潜入するドロシアを見て、あまり行ったことのないイベント会場にたたずむ僕自身を思い出しました(笑)

話を音楽にフォーカスしますと、そのレインコーツのシーンで、ドロシアの疑問に、アビーは、「きれいな音楽は社会の腐敗を隠す」から、こういう音楽(当時のパンク)がいいんだと話します。
90年代にメインストリームの音楽が崩壊に近い形になる一方で、オルタナティブが主流にとってかわったのも、それに相当する後々の動向なのだと思います。

文化や社会の傾向が大きく転換されるときというのは、いつも同じような調子を帯びているのでしょう。
カーター大統領のスピーチは、今のアメリカは勿論、世界中のどの国にも当てはまる話ではないかと思えてくる。
いま、そのまま使えそうだと思えました。

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さて、今回の観賞は、エルちゃんが目当てですが、本作では、17歳の少女を、あやうさでこちらを心配させながらも、私が現時点で最も支持するハリウッド女優らしい安心の演技で見せてくれました。

いろいろなゴシップには、”実力派”の文字がしばしば見られます。僕が熱意を持って応援してきた人たちの例にもれず、この言葉が称号のように与えられる感があるのですが、それも、うれしいことではあります。
パンフレットのインタビューでも、取材の中村明美さんが「ハリウッドの若い女優にありがちな問題もなく、健全に育っているように思います」と、本当によいことをおっしゃっています。

これに対するエルさんの答えも美しく、「両親のおかげで 私たちは普通の子ども時代を送っていると思う。」「自分がクレイジーなことをするということ自体想像できない」と言います。

普通であることの素晴らしさを忘れずにこれからも美しい姿を見せていってほしいと願ってやみません。

エルちゃんは、実は当ブログの、映画(洋画)テーマ記事における”中興の祖”です。
これまで、『SOMEWHERE』(2010年。ソフィア・コッポラ監督)、『マレフィセント』(2014年。オーロラ姫の役)などのレビューを書きましたよ。そうだ、『ヴァージニア』のシーンもよく覚えています。

ミルズ監督は、エルちゃんには、役作りの為、フリートウッド・マックをたくさん聴かせたとのことです。エルちゃんには、どう聞こえたでしょうか。



【フリートウッド・マックの「ドリームス」】



映画の評価は、

★★★★★

にせざるを得ません(笑)


今日の映画観賞については、以上でありますが、やはり、アメリカ音楽映画で、先週観たものを以下、書きます。



約束の地、メンフィス 〜テイク・ミー・トゥー・ザ・リバー〜

【監督】マーティン・ショア【製作年】2014年
【解説・あらすじ】(シネマトゥデイから)
「アメリカ南部テネシー州のメンフィスから生まれた音楽とミュージシャンをめぐるドキュメンタリー。同地が輩出した、さまざまなジャンル、世代、人種のアーティストたちが結集してセッションを行う姿を活写する。監督は、『ダーク・タイド』などに携わってきたマーティン・ショア。メイヴィス・ステイプルズ、スヌープ・ドッグ、ブッカー・T・ジョーンズ、ボビー・ブルー・ブランドらが参加。豪華な競演と共に紹介される黒人差別の歴史に考えさせられる。」

公式サイト→ Take Me To The River

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登場するメンフィスサウンドの体現者たちは、

ボビー”ブルー”ブランド、ブッカー・T.ジョーンズ、チャーリー・マッセルホワイトなど錚々たる顔ぶれのほか、最近のアーティストからは、フレイザー・ボーイ、リル・ピーナッツ、そして、(以前、殺人事件の現場にいて容疑がかかった)スヌープ・ドッグなども、セッションに参加します。ナレーターには、テレンス・ハワードも登場。


ホールド・オン・アイム・カミング」という曲(下の動画参照)ができたいきさつの話とか、スヌープが今のメンフィスの若者の意識の良さを語るところ、ボビーが、リル・ピーナッツや、若い学生たちに歌唱や演奏を指導するシーンなど、良い場面はたくさんありました。






それを見ていて、黒人社会の変わらぬ問題、それを打開するチャンスとしてのメンフィスの音楽環境の意義など、考えさせられることの多いドキュメンタリーでした。貧困が原因で、犯罪や薬物に走るおそれのある若者たちに音楽でチャンスを与えるというあたりに、音楽の価値について特に示唆を得られました。

アメブロのほうで、昨年暮れに、ローリング・ストーンズの『ブルー・ロンサム』のレビューを書かなかったことが少し悔やまれます。

僕は、まだアメリカ音楽を知らな過ぎる。

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なお、私が観た日には、K's cinema(新宿)に、ローレンス”ブー”ミッチェルさん、越谷政義さん、湯川れい子さんがトークイベントに登場。日本語が上手なブーさん、とても元気で変わりない湯川さんなどmp話が伺えてよいイベントでした。

退場時、エディ・フロイドの「ノック・オン・ウッド」が流れました。






映画の評価は、大甘ですので、書きません(笑)

これが2017年上半期最後の映画記事です。なお、他の映画記事(ゴースト・イン・ザ・シェル、から紅の恋歌…)も、書き直した部分が多いので、よろしく。
では!

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