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zoom RSS 【ゴールデンウィーク編2017】芸者ロボットと燃える海

<<   作成日時 : 2017/05/03 22:40   >>

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ゴールデンウィークも”後半”だそうです。今日からやっと休みに入った私には、寝耳に水の話です(笑)

予告の通り、シリーズ第2回は、映画のレビューです、いや〜久しぶりの外国映画。きっと、誰も読みに来ないだろうな。


2作品、都内で観ました。まずは、攻殻機動隊から。


ゴースト・イン・ザ・シェル/Ghost In The Shell

監督: ルパート・サンダース
原作: 士郎正宗「攻殻機動隊」(講談社刊)
出演:
少佐・・・スカーレット・ヨハンソン
バトー・・・ピルー・アスベック
荒巻・・・ビートたけし
オウレイ博士・・・ジュリエット・ビノシュ
クゼ・・・マイケル・ピット
トグサ・・・チン・ハン
ラドリヤ・・・ダヌシア・サマル
イシカワ・・・ラザルス・ラトゥーエル
サイトー・・・泉原豊
ボーマ・・・タワンダ・マニモ
ハイリ(素子の母親)・・・桃井かおり
モトコ(素子)・・・山本花織
芸者ロボット・・・福島リラ


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1989年、士郎正宗の近未来SFコミック「攻殻機動隊」が連載開始されたということだから、僕にとっては、まばゆくて、まだ全然新しい時代のコミックですよ。
本来ならば、僕が語るべき作品のはずですが、読んだことはありませんでした…
(ここで、失望したブログ読者たちが去ってゆくのを想像)
だから、当時もっと、アニメ・漫画に関心を持っていれば、もっと記憶に残っていたはずです。ただ、あのキャラクターデザインなどは、実は当たり前のようにどこかで視界内に入っていた可能性があります。
「攻殻機動隊」の世界は、2004年には、押井守監督『イノセンス』公開につながることになりますね。
ワイエス・ハーティー・ブログ開設2年前のことです。

パンフレットにおける解説は、大変に熱意を感じさせるものがあります。

「先鋭的なSFのテーマと、ハードな警察ものスリラーの要素とを組み合わせた、」サイバーパンクSFというジャンルは、「1982年に公開」された「リドリー・スコット監督『ブレードランナー』(原作はフィリップKディックの長編小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』)に端を発し」、そこには、当時の日本のイメージが随所に入れられました。つまり、「異国情緒溢れている伝統的な日本文化」と「最新科学技術大国としての現代日本」という対極的なイメージでした。
その理由として、「未来的で奇妙な社会」としての「日本が世界の注目を浴びだし、憧れを持つ人々が増えたということもあった」だろうと、パンフレットでは述べられています。

「攻殻機動隊」は、「アメリカ発のオリエンタリズム溢れる世界観を持つサイバーパンクSFの世界に、日本からダイレクトな反応を返し」た作品であったと。。

そうなると、舞台は「アジアのとある都市」(日本に限りなく近いアジアのとある場所)で、少佐の元になった人物が日本人モトコであるにもかかわらず、少佐の容姿が西洋人であることにも、違和感はなくなるわけです。

私は原作の画に詳しくないのですが、当時のコミックのキャラクターが、日本であれアジアであれ、無国籍な地域であれ、西洋人的であることを思い出します。

すごいのは、そういう人種的なことよりも、スカーレット・ヨハンソン演じる少佐のキャラクターにつよい説得力を感じさせられることです。

パンフレットの中で、押井守さんが、「この映画では、ロケで撮影した風景は”素材”」であり、「その素材を3DCGで加工しまくって、現実と同じだけの情報量を持つ架空の風景を作り上げている」と。
「だから”実写映画”なんだけど、本質はよくできた3DCGアニメに近」くて、「20年前に自分が妄想していた映画作り」なのだとおっしゃっていますが、キャラクターの容姿・容貌への共鳴というのは、まさにそういう制作面のアプローチによるのだろうと納得できます。

…関係ないですが、
以前、私の話し方、考えを述べる姿勢が、押井守に似ていると言っていた女性がいまして、それ以来、私は、押井監督は、たぶん素晴らしい人だと思って、その発言等に注目し時に敬意を表するものであります(笑)


さて、映画の内容についてもう少し行きますが、

「サイバネティクスやロボティクス、マイクロマシンなどの科学技術の大幅な進歩と、二度の世界大戦による世界の荒廃と統一によって、異形の変化を遂げた近未来の日本を舞台に、テロや暗殺といった凶悪犯罪に対抗するために組織された公安警察組織「公安9課」(通称「攻殻機動隊」)の活躍を描いた」作品(パンフレットから)です。

芸者ロボットは、強烈ですね。これが観れるだけで、この映画を観る価値があると言っても過言ではないでしょう(笑)

なぜかビョークを思い出すのですが(笑)、これもちゃんとキャスティングされた人が演じているようです。
福島リラさんというモデルの方だそうです。

また、舞台となる都市には、巨大なホログラフィーとなった芸者たちが、それぞれの企業や商品を宣伝している景色は独特で、夢に出てきそうなくらいのインパクトがありますね(笑)


さっきから、芸者だけでどんだけ笑ってんだとつっこまれそうですが、
ただ、僕が思うに、アメリカの人は少なくともこの原作が作られた当時、30年ぐらい前には、日本を知らなかったという印象を、ほかならぬ芸者のイメージから受け取れるのです。
私たち日本人は、日本の芸者はこういうふうではないとわかっているし、芸者は日本の文化です。

そこにアジアというか無国籍な雰囲気で、アメリカ人の持つイメージが表現されると、日本から大きく離れて、アジアのそれも大陸のほうに引っ張られる、そういう感じがするわけです。

もちろん、そもそも日本ではないのですが、日本のイメージから新しい世界を創造するときに、素となる、日本の風景や文化への理解が正確でないところに、日本のイメージがあるから、そういった感じを受けるのだ、と私は言いたいのです。

リドリー・スコットにしても、1989年の監督作『ブラック・レイン』で日本を舞台にしているけれど、正直、あの日本は酷かったと今も思います。松田優作の怪演が高く評価された作品ですが、日本の描き方、”黒い雨”という表現の付け焼刃的なところは、ああ、あの頃、日本への理解はまだまだだったんだなと、あらためて思います。



んー、でも、まあ、それはそれです(笑)


ところで、ビートたけしさんや桃井かおりさんの起用はうれしいですね。
桃井かおりさんの映画を観るのは、数年前に、国際便の中のビデオで『幸福の黄色いハンカチ』を観て以来です(笑)今回、英語を話され、好演なさっていました。
たけしは、殺されなくてよかったと思いながら観ていました(笑)サンダース監督が気を遣いながら演技指導されたような印象でしたが、実際、たけし起用は、監督の強い希望だったと、どこかのネット記事で読みました。

この作品は、序章のような趣でしたね。
続編がありそう…かな。全般に精神性の部分で詰めが甘い気がして星でいうなら5点満点の3点くらいの評価が妥当でしょうが、

僕自身に与える意義からすれば、いろいろ映画・アニメ・映像技術・文化史など多方面の興味に対して示唆的な作品といえそうなので、

★★★★☆

4点、でお願いします( ̄  ̄)/(笑)



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それから、今日のお昼過ぎに、東京で観たのは、こちらの映画。


バーニング・オーシャン/Deepwater Horizon

監督: ピーター・バーグ
出演: 
マイク・ウィリアムズ・・・マーク・ウォールバーグ
ジミー・ハレル・・・カート・ラッセル
ドナルド・ヴィドリン・・・ジョン・マルコヴィッチ
アンドレア・フレイタス・・・ジーナ・ロドリゲス
ケイレブ・ハロウェイ・・・ディラン・オブライエン
フェリシア・ウィリアムズ・・・ケイト・ハドソン

原題:Deepwater Horizon


タイトルの”バーニング・オーシャン(燃える海)”という言葉は、どこにも使われていないフレーズのような気がして。邦題として日本語で、燃える海、でも良かったのではないかな。。

2010年4月20日、実際に起きた原油流出事故(メキシコ湾の石油掘削施設ディープウォーター・ホライズンの事故)を描いた、ディザスタームービー。

観ているうちに、70年代、少年ハートだったころ緊張しながら観た、『タワーリング・インフェルノ』(ポール・ニューマン主演)や、『カサンドラ・クロス』(1976年)など70年代には”パニック映画”といわれた分野を思い出しました。

最初の伏線と、家族の平穏な日常から、後半の大事故、生きることを求めた脱出への激しい変化が描かれ、脱出の最後は、マイクとアンドレアの海への飛込み、ジミーによる生存作業員の点呼で締めくくられました。

生存者と家族が悲しき再会を経て、裁判へ…そこまでで映画は終わるので、そこで観る者としては、ああ、これは、事実が元にあったのだから、これ以上先が描かれるまでの意味はないのだ、と気がつかなければならないのでしょうね。

遺族の皆さんや生存者の家族にとっては、映画の取材を受けることさえ、精神的に辛いものだっただろうに、映画として再現できるところの限度も踏まえられるべきでしょう。

主演の方と実在の方の風貌がよく似ていらっしゃいましたね。
亡くなった方々の生前の写真など見ると、切ないのですが、こうして、ひとりひとりの肖像を大切にするあたりに、アメリカらしい良いスピリットを感じることができます。

一方、ジミーが、ヴィドリンを前に、自分たちは雇われ…何とかと自虐的に言っていた場面など、昨今のブラック企業体質の問題とか、僕自身の昨年職を辞した時の事情など思い出して、心に残りましたですねえ…


評価は、

★★★★☆

難しいですが、僕は優しすぎるのかもしれません。。−−;


ところで、先月、この映画にかかわるトークイベントで、池上彰さんと、慶応中学合格の芦田愛菜ちゃんが話をした記事をちらっと見ました。

芦田愛菜ちゃんの本格的な話題は久しぶりで、正しく清潔な方向に、無事に成長する愛菜ちゃんを見ると、これからの日本も、まだまだ救われる余地はあるのだろうと思わせてくれます。

バレル。(←ともかく、言葉を書いてみるysheart(*^^*)♪)

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早稲田アカデミーの広告でも活躍中。


さあ、ゴールデンウィークも折り返しとは!

あー、残り少ない休暇をどうしよう…

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以上、芸者ロボットでした(^^)/(違う)


次回は、いよいよ、前回伏線を張った通り、あの演劇を観に行ってきます!

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